アルツハイマー予防にはサプリ!家族の認知症予防に

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アルツハイマーは行動から変化が!予防につなげるためには?

アルツハイマーなどの認知症になってしまうと物忘れがひどくなり、身の回りのこともできなくなってしまって生活に変化がでてきます。

今のところ治療法がないため今は予防が一番大事です。

予防や進行を抑えるためには早期に発見する必要があるのですが、最近の報告で認知症の前には行動から変化が出ていることが多いことが分かったのです。

この行動変化を「軽度行動障害」といい、この時期に早くから気がつくことができれば、早期から予防につなげることができるかもしれません。

いったいどんな行動がアルツハイマーの前兆なのでしょうか?

軽度行動障害とは?

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アルツハイマーなどの認知症はある日突然かかる病気ではなりません。長い時間をかけて徐々に進行していく病気です。

ただ脳内の変化はかなり若いうちから起こっています。それが時間をかけて進行していき、その脳のダメージがあるところまで達すると症状としてでてきます。

症状が出始める頃には実はかなり脳の病変は進んでいます。だからこそ早期にその兆候に気づき、予防もしくは進行を抑えるような努力が必要になります。

 

これまでは認知症の一歩手前の状態を軽度認知障害として、この時期はを正常と病気のグレーゾンと考えていました。

軽度認知障害になってしまうとアルツハイマーなどの認知症になりやすいため、予防事業などではこの状態を早期発見することに力を入れています。

現在のところ軽度認知障害を判断するために、簡単な物忘れなどの記憶の問題を中心に判断されていました。

 

ところが7月に行われた国際アルツハイマー病会議で新たな研究の結果が報告されました。それは物忘れなどの症状がでる前に、実は行動に変化がでていることがが分かったのです。

この行動変化を軽度行動障害(mild behavioral impairment:MBI)として、この状態を早期に発見する研究が行われました。

老年期の正常な人に行動変化のアンケートを行い、その後の変化を見たところ軽度行動障害と判断された人はその後軽度認知障害、アルツハイマーなどの認知症の初期である可能性が高くなることが分かったのです。

つまりアルツハイマーやその前のグレーゾンを判断するにはその人の行動を変化を見れば発見できる可能性があるのです。

どんな行動が軽度行動障害になるのか?

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軽度行動障害の判断には5つの行動に注目しています。関心、意欲・気分や不安・衝動コントロール・社会の適合性、思考力について簡単な質問を行い、それで軽度行動障害があるかどうかを判断します。

関心や意欲について

・友人、家族、家での活動に興味を失っている。

・興味を持ってやっていたことに対しての好奇心がなくなる。

・自発的にいろいろな活動を行わなくなった。

・義務や利益で行動しなくなる。

・他の人に比べて愛情や感情が欠けていると感じられる。

・何に対しても気にしなくなった。

気分や不安について

・悲しんだり、泣いたりすることがよくある。

・いろいろな経験で喜びを感じられなくなった。

・将来に悲観的になったり、失敗するのではないかと不安になる。

・自分自身が家族の負担、お荷物だと感じてしまう。

・普段やっていることに対してより不安になり、心配している。

・緊張しやすく、リラックスができず、パニックを起こしたり、震えることがある。

衝動コントロールについて

・最近攻撃的になったり、イライラしたり、神経質になった。

・理屈っぽくなり、合理的でなくなった。

・物事を考えずに行動したり、衝動的に動作をするようになった。

・体を触る、抱きつく、手探りなど性的な欲求が抑えられない、押し付けがましい態度をとるようになった。その行為は犯罪に近いような行動である。

・人よりもかなりイライラすることが増え、トラブルの解決に時間がかかるようになった。イベントなどで自分の順番を守ることができない。

・車の運転が以前よりも無謀であり、判断力が低下している。

・以前よりも頑固になり、強情でしつこくなった。

・食事が過食になったり、詰め込んで食べるようになった。食べるものへの偏食がひどくなり、食事を正確的に食べることにこだわる。

・食事を楽しんだり、上品なものを味わったりすることが減った。

・食事などを買いだめするようになった。

・反復行動がみられたり、強迫的な行動が増えた。

・最近タバコ、アルコール、薬、ギャンブルなどがひどくなり、トラブルになっている。

社会の適合性について

・人の言葉、行動に関心がなくなり、影響を受けなくなった。

・普通話さないような個人的で私的な内容を公の場で話をするようになった。

・人に対してひどいこと、淫らな性的な発言をするようになった。

・公的私的な場を問わずどのように言うのか、どのように行動したらいいのかの判断がつきにくくなってきた。

・全く知らない人にも友達や家族のように話をするようになった。

思考について

・自分が発展するためには危険に飛び込んだり、他のものを利用したり、アイデアを盗むことが必要である信じている。

・人の意図や動機についていつも不信感を持っている。

・自分自身の富や技術について非現実的な信念を持っている。

・想像したイメージだけで人のことを話したりする。

・人のことを告げ口したり、文句を行ったりする。

 

以上の5つの項目の中のそれぞれの質問に答えていき、あてはまる項目が多いほど軽度行動障害の可能性が高くなります。

この場合将来深刻なアルツハイマーなどの認知症を発症する可能性が高くなります。もし当てはまるようなら今からしっかりとした予防を心がけることが必要です。

まとめ

アルツハイマーの予防は早くからの予防、もしくは早期発見が非常に大事になってきています。

今回わかった行動障害パターン。周囲の人に同じような変化があったら要注意です。注意深くその人のことを見守り、早めに対処してください。

早くから気がつき運動、食事、サプリなどを取り入れれば改善の可能性が高くなります。早期に気がつくこと、これが大事です。