アルツハイマーを予防するサプリの中でフェルラ酸が注目を浴びています。一体どんな成分なのでしょうか?
フェルラ酸とはどんな成分?
フェルラ酸は植物の細胞壁に存在するフィトケミカルの一種です。フィトケミカルとは植物に存在する自然の化学物質のことで、健康に良い影響を与えるものとして考えられています。そんなフェルラ酸ですが、米、麦、コーヒー、アーティチョークに多く含まれており、抗酸化物質として有名です。老化を進める活性酸素やフリーラジカルから体を守ってくれる効果があると考えられており、色々な健康食品に使われています。またビタミンCやビタミンEと一緒にとるとさらに酸化予防効果を発揮します。
フェルラ酸のアルツハイマーへの効果は?
フェルラ酸には神経細胞の死を抑制する効果が期待されています。アルツハイマー病に関してはアミロイドβ蛋白の毒性を取り除く効果があり、さらに細胞死の後には特殊なサイトカインと呼ばれる物質が上昇して、脳にダメージを与える炎症を抑えてくれる作用があります。
現在米ぬかから抽出されたフェルラ酸のサプリがアルツハイマー病などの認知症に効果があることが多数の論文で報告されています。動物実験の段階ですが、アミロイドβ蛋白を阻害する作用が確認されています。さらにこの実験では老人斑の形成も阻止し、そしてマウスの認知機能も向上したことが実証されています。
さらに日本の広島で行われた人間を対象とした研究ではアルツハイマー病になった人がフェルラ酸を使用したサプリを飲むことで認知機能の低下が遅くなったという結果も出ており、期待が持てる成分です。
フェルラ酸はどうやってとるの?
フェルラ酸は食材の中に含まれていますが、効果的に摂取するにはサプリでの摂取しかありません。フェルラ酸単独よりもビタミンCやビタミンEと一緒に摂取した方が効果が上がるためサプリでの摂取がいいでしょう。
今のところ幾つかの会社でフェラル酸含有サプリを販売しています。ほとんどが通販での購入になりますが、ドクターズサプリとのことで病院、クリニックでも取り扱っているところもあるので確認してみてください。フェルラ酸は食事の成分であり、自然界に存在する化学物質なので安心して摂取が可能です。フェルラ酸が気になるようなら試してみてはいかがでしょうか?