今や認知症になる人がどんどん増え続ける日本。
その中でも特にアルツハイマー病の人が年々増えています。
ただ今だに有効な治療法は確立されていないのが現状です。
「多分みんなぼけたくない」、「認知症にはなりたくない」、「家族に迷惑はかけたなく」と思っているのでは?
アルツハイマーになりたくない人ができることそれは予防しかありません。
いろいろな予防方法がありますが、そんなかでも普段の食事に気をつけて、効果的な食事を摂ることでアルツハイマーや若年性アルツハイマーを予防することができる可能性があります。
今回は食事とアルツハイマーの予防に関して詳しく解説していきます。
どんな食習慣がアルツハイマーを起こすのか?
最近ではアルツハイマーは生活習慣病と呼ばれるくらい、普段の生活がその発症に関係しています。
その中でも食事が非常に大事であることもわかってきています。
実際あなたはどんな食事習慣がアルツハイマーの原因になるかをご存知でしょうか?
普段何気なく食べている食事ですが、気をつけないとアルツハイマーの原因になってしまいます。
今のところ原因と考えられている食事としては、
・糖質摂取が多すぎる食事
ご飯、パンなどの炭水化物ばかりとることが多く、野菜、肉類が少ない
・料理する油が良くない食事
トランス脂肪酸を多く含む油ばかりを使用している。
・野菜が少なすぎる食事
野菜摂取が少ないためにビタミン、ミネラルの摂取が少なくなっている。
まず糖質の摂りすぎは糖尿病につながります。糖尿病はアルツハイマーの発症因子ともされており、糖質過多には注意が必要です。
次に油です。油の中にはトランス脂肪酸と呼ばれるものがあり、これは人間の体にはもともと存在しないものです。
この油は体を酸化させてしまい、細胞にダメージを与えることもわかっています。普段使う油に注意が必要です。
最後に野菜の摂取が必要です。現代の日本人は慢性的な栄養失調と言われくらい、野菜摂取が減っています。毎日野菜をとる生活を考えることが大事です。
アルツハイマーの予防に効果的な食材とは?
アルツハイマーの予防に効果的な食材、それは抗酸化作用がある食材を食べることです。
抗酸化作用とは体内でできる活性酸素を取り除く作用があり、脳内の余分な物質を除去してくれる働きがあるものでビタミンやポリフェノールなどのことをさします。
最近アルツハイマーの予防に効果があるビタミンやポリフェノールを含んだ食材がいつか発見されています。
これらを毎日の食材に取り入れていくことで予防していくことが大事です。
緑茶
緑茶に含まれるエピロロカテキンやロスマリン酸の効果が注目されています。日本で行われた研究でも緑茶を飲む習慣がある人は認知症になりにくいとのデータも出ています。
毎日の必ず1杯程度の緑茶が予防にオススメです。
カレー(ウコン、ターメリック)
カレーのスパイスの中のターメリック。ターメリックは日本ではウコンともいわれており、その成分であるクルクミンにアルツハイマーを予防する効果があることがわかっています。
毎日の食事にカレースパイスを利用した食事をとりいれることで脳内のアミロイドβたんぱく質の蓄積を防いでくれます。
赤ワイン
赤ワインに含まれるレスベルタロール、ミリセチンといったポリフェノールがアミロイドβ蛋白の蓄積を防ぐ効果がわかっています。
普段の食事で1から3杯程度の赤ワインを飲むことはアルツハイマーの予防につながる可能性があります。
魚(EPA・DHA)
魚を食べることは健康にもいいことがわかっています。その中でも青魚やマグロなどに多く含まれるEPA・DHAに効果があるとされています。
EPAは血管に作用し、動脈硬化を改善させる効果があります。DHAは脳細胞の細胞壁を構成する重要な要素であり、脳の神経伝達の改善につながります。
しっかりと魚をとることが予防につながります。
脳にやさしい油を使う
普段の食事使う油には十分気をつける必要があります。植物性油の中にはトランス脂肪酸を多く含むものがあり、注意が必要。今のとこと調理用としてはオリーブオイルやココナッツオイルがトランス脂肪酸が少なく、加熱しても問題ないとされています。
またエゴマ油、亜麻仁油などは生で取ると非常に良いとされています。普段使う油には十分注意が必要です。
野菜
野菜には多くのビタミン、ミネラルが含まれています。ポリフェノールだけでなく、体にはビタミン、ミネラルが必須であり、不足してしまうと生体内の活動は制限されてしまいます。
そのため野菜をしっかりと摂ることでビタミン、ミネラルを補う必要があります。
他の効果的な食材
今までの食材以外には最近日本の研究でわかったのは牛乳などの乳製品、野菜、豆腐などの豆類、海藻を食べることで認知症になりにくことが分かっています。この4つの食材は是非予防に取り入れていきたい食材です。
これらの食材を積極的に摂取することで食事からまずはアルツハイマーを予防していくことが大事です。
アルツハイマーを予防できる食事とは?
アルツハイマーなどの認知症を予防できる食事は簡単です。
それは・・・・
バランスの取れた食事をすること。
そんなにも難しくないですよね。ただし肉、野菜をしっかりとりながら、ご飯などの炭水化物は少なめに抑えること。
日本の和定食のイメージが予防には最適です。
あとは地中海料理にも予防効果があることがわかっています。
ふんだんのオリーブオイルを使い、魚介類、豆、野菜、肉を料理する。この食事もアルツハイマーを予防できる食事として注目されています。
食事もその他いろいろ予防に効果があるものが出ていますが、基本的にはバランスの取れた食事を心がけながら、腹八分でやめることが予防につながります。
まとめ
アルツハイマーの予防はまずは食習慣を正すことです。
予防に効果的な食材、食事を普段から意識して取り入れていけば将来認知症になる可能性は低くなるでしょう。
日々の心がけが大事です。普段の食事にちょっとだけ気をつけてみてください。