高齢になるとカルシウム不足で骨が弱くなったり、骨粗しょう症になったりるすることはご存知だと思います。
そのせいで骨折したりして大変なことになってしまいます。
だから歳をとってから骨が丈夫になるようにカルシウムを補う薬を飲んだり、サプリを飲んでいる人が多いのでは?
このカルシウムの補給アルツハイマーの予防としてはいいのでしょうか?カルシウムの意外な効果と注意点について解説します。
カルシウムのサプリがアルツハイマーを予防?
牛乳やチーズに多く含まれているカルシウム。
高齢になると特に女性で骨粗しょう症の危険度が上がってきます。カルシウム不足になること骨がもろくなり、骨折などの原因。
骨折をしてしまうと歩けなくなり、それだけで認知症になってしまう可能性が高くなります。
そのため骨折をしないようにすること、つまり骨を鍛えることは間接的ではありますが、アルツハイマーの予防につながります。
カルシウムが減少し、骨量が低下する原因としては加齢、女性で閉経すること、遺伝、カルシウムの摂取不足、ビタミンD不足、日光浴不足、運動不足が考えられます。
その中でも日本人の場合は慢性的にカルシウムの摂取が少なく、さらに吸収率が悪いことが知られています。
つまり骨量の低下にはカルシウム不足が大きく関与しており、通常の食事だけでなく、吸収型カルシウム食品や、薬、サプリなどをちゃんと摂取する必要があります。
実際の医療の中でもカルシウム製剤やビタミンD製剤の摂取が勧められており、カルシウムをしっかりと摂ることが大事になってきます。
カルシウムをしっかりとりながら、日光を浴びたり、運動すれば骨量も増し、怪我の危険性も減るため十分な運動ができるようになり、アルツハイマーを予防することもできるのです。
だからしっかりとカルシウム不足を補うことはあなたとの体にとっては非常に大事なことです。
カルシウムをサプリで摂る時の注意点
もともとカルシウムは日本の食事には不足しており、体質的にも吸収しにく状態です。ただ多量にとってもカルシウムは必要以上に増えることはなく、過剰なものは排泄されます。
だからしっかりとカルシウムを取る必要があります。その時のちょっとしたコツとしてはクエン酸を多く含んだ酸っぱい商品を一緒にとると吸収率が上がります。
また日光をしっかりと浴びるようにすることも吸収率を高めてくれます。
この点を頭に入れてカルシウムを摂るようにすれば調子があなたの骨も強くなること間違いなし。
ただし一つだけ注意することがあります。
脳卒中の既往がある人はアルツハイマーの認知症を予防を考えるならカルシウムの摂取量に注意してください。
欧米の研究で、脳卒中の既往がある人や脳の画像検査で大脳に異常を認めた人がカルシウムのサプリを飲んだ場合には飲んでいない人に比べると7倍以上アルツハイマーなどの認知症になりやすくなることがわかったのです。
詳しい結果はサプリを飲んでいた女性で脳卒中の既往があると7倍以上、CTなどの画像検査で大脳変化があった場合には3倍以上も危険性があり、全くそのような病変がない場合には認知症の発症率は変わらなかったとのことでした。
この結果からカルシウムのサプリを飲むかどうかは一度脳の検査を行ってから飲むほうがいいでしょう。
そして脳卒中や大脳に変化があった場合には認知症の発症リスクが上がるためカルシウムサプリなどは控えたほうがいいでしょう。
アルツハイマーの予防にカルシウムのサプリ。うまく使えばかなりの効果が期待できそうです。ただしサプリが毒になる可能性もあるので注意は必要です。