今アルツハイマーなどの認知症の予防に脳トレが注目されています。
その中でも情報処理を中心に行う「スピードトレーニング」という脳トレがアルツハイマーの発症を半減させるという事実がわかったのです。
この驚異の脳トレ「スピードトレーニング」について解説するとともに脳トレで必要なことについても紹介します。
驚異の脳トレ「スピードトレーニング」の効果とは
先日TBSのテレビ番組【ひるおび!】でも紹介された驚異の脳トレ「スピードラーニング」。この脳トレをやるだけで認知症の発症を下げる可能性があることがテレビでも紹介されました。
この注目の「スピードトレーニング」ですが、実は2016年7月のカナダのトロントで開催された国際アルツハイマー病会議で初めてのその効果が紹介された脳トレです。
「高齢者向け先進的認知力トレーニングACTIVE」と呼ばれる研究で、高齢になってからも脳トレなどの行動介入によって認知症の発症を予防できることを証明した初めての研究です。
この研究ではこの脳トレをを使って、健康な人約2800人が参加して、コンピュターを使う脳トレを行いその効果の違いを見ています。
対象者には視覚情報処理をみる「スピードラーニング」と従来通りの記憶力の訓練、思考能力の訓練を行い、10年間追跡調査を行っております。
被験者には10〜14時間程度の訓練を行い、10年後のアルツハイマーなどの認知症の発症率を比べたところ約50%程度発症リクスクが減少したことがことがわかり、この内容が会議で発表されました。
この結果は特定の脳トレで認知症が抑制できることを示した初めての結果であり、今世界中が注目しています。
しかも先行研究ではスピードトレーニングと一緒に行われた記憶や論理的思考訓練といった脳トレにも一定の効果が証明されたのです。
ただし今のところ会議での発表だけであり、しっかりとした論文がだされていないため認知症を予防する確実な方法とは言えません。
しかし今後脳トレがアルツハイマーなどの認知症の予防にまた注目を浴びる存在になったのは確かです。
スピードトレーニングはどんなものなのか
脳エクササイズ「スピードトレーニング」で認知症リスク約半減 世界初の実証結果を国際アルツハイマー病会議で発表
(共同通信社)
スピードトレーニングは従来行われていた脳トレと違ってパソコンを使って行う訓練です。
以前までの紙に書いたり、暗記したり、パズルをしたりする脳トレではありません。パソコンを使って視覚的な情報処理をメインとする訓練を行っています。
今回の研究では1回1時間程度で10〜14回の訓練を受けただけでアルツハイマーや認知所の発症が減少したのです。
認知症の発症だけでなく、認知機能の改善や食事などの日常生活動作の改善が見られており、特に車の衝突事故の減少ならびにうつの発症を抑制する効果などがあったそうです。
あなたもご存知のように今までいろいろな脳トレがありましたが、今回のようにしっかりとした研究で効果が実証されたものは初めてです。
スピードラーニングはアルツハイマーを予防できる可能性がある脳トレなのです。
スピードラーニングは日本でもできるのか?
スピードラーニングは研究向けで開発されましたが、現在はアメリカのPositeSience社にその権利が移り、一般の方でも簡単にできるようになっています。
研究用で使われていた「スピードラーニング」は脳トレは現在よりゲームとして楽しんで簡単にできる「ダブル・ディシジョン」として利用可能です。
PositeSience社の行っているオンライン認知機能向上ゲーム「BrainHQ」の一部として楽しむことができます。
「ダブル・ディシジョン」とは視線の中央にでてくる物体を見分けるゲームであり、同時に周りに映し出される物体もしっかりと認識しながら進んでいきます。
徐々に難易度が上がっていくゲーム性で大体日本円で1500円程度で行うことができます。
海外のオンラインのため日本ではできないのではと思った方もいるのでは?
実は昨年からこの訓練、日本でも受けることが可能となっております。日本ではネスレ・ウェルネスが委託販売を行っており、他の脳トレと一緒にパソコン、タブレットで行うことができるようになっています。
オンラインゲームで今のところ会員制です。月2980円に可能であり、まずは無料での体験も行うことができます。
この新しい脳トレがあなたの脳を救ってくれるかもしれません。
脳トレをやるときに大事にするものは?
スピードラーニングは今注目を浴びている脳トレです。
スピードラーニング以外には記憶の脳トレや思考能力の脳トレなど3DSのソフト、アプリとして数多く販売されています。
これからはこのような脳トレをどんどん行っていけば、アルツハイマーなどの認知症は怖くないかもしれません。
しかし最新の脳トレをやるためには注意が必要です。
つまりアルツハイマーを予防するにはまずは目を大事にすること!
理由は簡単スピードラーニングを始め、最近の脳トレはパソコン、タブレットで行うタイプばかりです。
さらにこの脳トレは視覚的な情報処理を行うため、ちゃんと見えないとこの訓練を受けることができません。
だからしっかりと目のケアを行う必要があります。
目のケアに関しては、
・普段からサングラスなどを利用してしっかりと紫外線から目を守る。
・目に良い食事をとる。
・さらに余裕がある人は目に良いサプリをとる。
しっかりと目を守ってあげることで認知症を予防できる新たな脳トレを実践することができます。
これからのアルツハイマー予防には「スピードトレーニング」!これしかありません。
あなたも試してみたらいかがでしょうか?