アルツハイマーの予防に運動、これはもう常識のような気がします。
認知症にはまだ新しい特効薬がなく、今のところは予防が一番の治療方法です。運動を試している人は他にも予防法を試してみませんか?
それは「昼寝」
ただ寝るだけで簡単な予防に!睡眠とアルツハイマーの予防との意外な関係について解説します。
アルツハイマーを予防するには昼寝?
いつも仕事をしたり、家事をしたりと忙しい毎日。
そんな時昼食をとるとちょっと眠気が襲ってくることがありませんか?
普段何気なくしている昼寝が将来のあなたの認知症のリスクを減らしてくれるのです。
日本の研究で毎日30分程度の昼寝をがアルツハイマーなどの認知症の発症を抑えてくれるという結果が出ています。
一方で昼寝が1時感以上になってしまうと逆にその発症が高くなるということもわかっています。
実は昼寝という習慣、昼に寝ること自体が予防につながるわけはありません。短時間の昼寝がいいのは、午後からの眠気をしっかりとってくれるからだとされています。
昼寝でその後の午後からの時間を眠らずに過ごし、そして夜にしっかりと眠れるようになる。つまり普段の睡眠の質を上げてくれることが、アルツハイマーなどの認知所の予防につながるのです。
快適な睡眠を促すために
実はアルツハイマーの原因であるアミロイドβ蛋白は夜間の睡眠中に脳内から排泄されることがわかっています。
そのため十分な睡眠が必要であり、40代では7時間程度、60歳を超えてからはおよそ6時間程度の睡眠がいいとされています。
先ほどの30分程度の昼寝は夜間の睡眠を促してくれる作用があり、夜間にしっかりと睡眠がとれることが予防につながる可能性があるのです。
だから夜間の睡眠を快適なものにする必要があるのです。
ただ若い頃からだんだんと睡眠の質が悪くなる人が多くいます。特に高齢者は「眠れないようになった」と悩む人も多くいます。
でも悩む必要はありません。歳をとればみんな睡眠時間は減少していきます。だいたい6時間程度を目安にして眠るようにすれば問題ありません。
あとは日中、寝る前にちょっとした注意をすれば快眠につながります。
注意点としては、
・日中は部屋にこもらず、外の日光を浴びるようにする。
・午後の決まった時間に30分ていどの昼寝をする。
・日中はできるだけ運動を心がけ、夕方には汗を風呂で流す。
・夕方以降はコーヒーや緑茶などは飲まない。
・朝は決まった時間に起きるようにする。
・最後に眠たくなるまでは布団に入らない。
以上の点に少し意識を置くと快眠を得られることがあります。
特に何もないからといって布団に入っても人間は寝ることはできません。早く寝ようとしてもその時間帯はあなたにとっては眠る時間帯ではないのです。
できる限り眠くなってから布団に入るようにしましょう。
昼寝でアルツハイマーを予防。運動よりも簡単にできるのではないでしょうか?