コグニサイズをご存知ですか?
アルツハイマーなどの認知症の予防に非常に効果のある運動療法です。最近ではいろいろな本やネットにもコグニサイズのことが取り上げられおり、介護施設や市などの認知予防事業などにも利用されています。
実はどこでも、いつでも簡単にできます。
こんなコグニサイズについて解説します。
コグニサイズとは
コグニサイズとは運動と認知課題を同時にことを表す造語です。名前からは凄いものを想像するかもしれませんが、簡単に説明すると「ながら運動をする」だけなんです。
昔小さな頃にテレビを見ながらご飯を食べたりとか、お菓子を食べながら宿題をした経験ありませんか?
これは全部「ながら運動」です。ある動作と頭の課題を2個以上合わせたものを言い、これがアルツハイマーの予防になるのです。
コグニサイズはこの「ながら運動」を応用して、作られたものです。例えば計算をしながら歩いたり、しりとりをしながらステップ運動したりすることがコグニサイズになります。
体を動かしながら、脳を鍛えるとこがコグニサイズなのです。
コグニサイズの簡単な説明はこちらで参照してください。
コグニサイズをする時の注意点
コグニサイズに励んでいる方はたくさんいるのではないでしょうか?まずはコグニサイズをやる前に注意することがあります。
それはまずは無理をせず、楽しくやることです。将来のあなたの健康のため、そしてアルツハイマーなどの認知症になりにくくするために脳を鍛えます。
ただまったく楽しくなく、無理してやっても全く意味がありません。
辛い仕事とは違います。楽しくやりながら、無理せず疲れたら休憩をとったりすることです。できるだけあなたにあった方法で行ってください。
そしてコグニサイズをしている時の注意ですが、
・全ての運動につながりますが、コグニサイズをしている時は息を止めずに、リズム良く呼吸することを意識してください。
・まずは簡単なウォーキングから組み合わせて、慣れたらいろいろな運動を取り入れていきましょう。
・最後に一度のやったからといって予防にはつながりません。「継続が力なり」というように続けることが一番大事です。
以上の点に注意してコグニサイズを行っていきましょう。
自宅で気軽にできるコグニサイズとは
どこかに出かけてまで運動なんかしたくない、人がいるところはあまり好きではない方もいると思います。
まずは最初は自宅で簡単に始めてみましょう。慣れるまでは15分程度で構いません。続けていきながら慣れたら徐々に種類を増やしていきましょう。
自宅でも家族の人を巻きこんで一緒にやるようにしてください。一人よりも楽しく、続けることができます。
自宅でできるコグニサイズ
足踏みしながら数を数える(2〜4人)
足元で足踏みをしながら順番に声を出して数えていく。そして3の倍数や5の倍数に当たった人は拍手する。さらに準備ができる人は10cm程度の台を用意して登り、下りをしながらやってみてください。
足踏みしながら日本の市町村を答えていく
足元もしくは踏み台を使って運動を始めます。その時順番に市町村の名前を考えながら行うものです。市町村の名前だけでなく、しりとりもいい方法です。
しりとりもただ単にするのではなく、1番目から順番に「ナス」「ナスースイカ」「ナスースイカーからす」と言ったように相手の言った言葉も覚えながらやってみてください。
ウォーキングしながらしりとりもしくは引き算
自宅近辺をちょっとウォーキングしながら二人以上ならしりとり、一人なら引き算をしながら歩いてみてください。
もし知りとりに飽きたらおしゃべりだけでも構いません。一人の場合なら歌を歌ったりしても構いません。
ただし道路になるため交通ルールを守りながらできるだけ交通量の少ないところでやりましょう。
自宅でできる簡単なコグニサイズです。他にも組み合わせはいろいろあります。運動と脳トレと思って、あなた自身のコグニサイズでアルツハイマーを予防してください。