喫煙は脳卒中、心筋梗塞の原因であることはご存知だと思います。ただアルツハイマーなどの認知症の原因かどうかははっきりしていません。
禁煙するとアルツハイマーは予防できるのでしょうか?そして喫煙とサプリにも意外な関係があるので解説します。
喫煙とアルツハイマーの関係は?
喫煙はガンの危険性を上げることは有名です。肺、気管支へ負担をかけ、特に肺がんのリスクを上げることがわかっています。
喫煙はガンだけでなく、動脈硬化の原因にもなります。動脈硬化が進んでしまうと脳梗塞や心筋梗塞の発症も増加してしまいます。しかも今までのどの研究をみても喫煙は体にとって害であるとされており、「百害あって一利なし」なのです。
肺や血管に悪い喫煙はアルツハイマーの危険因子になるのでしょうか?
今のところニコチンへの脳への直接的なダメージはわかっていません。むしろニコチンが作用することでパーキンソン病などが改善する可能性が報告されており、認知症の発症には関与しているかどうかわかっていません。
ただ肺や血管にダメージを与えるため、低酸素や脳梗塞などの血管による病気が間接的にアルツハイマー発症の危険性を増やす可能性は考えられます。
そのため大半の意見として喫煙はアルツハイマーの発症の危険因子と考えられており、基本的には禁煙が勧められています。
予防のためのサプリと喫煙の関係は?
喫煙習慣がある人はない人に比べると非常にビタミンCの消費が激しく、ビタミンC不足になることが知らています。
そのため食事だけでは体内のビタミンC量は足りないため、サプリなどで補給する必要があります。
本当はタバコを止めることが一番大事ですが、ただどうしてもやめれない人もいると思います。そんな人はビタミンCのサプリをとることをお勧めします。
ただしサプリを摂取すれば肺がんや動脈硬化が予防できるわけではありません。あくまでも不足しているビタミンCを補うためです。
でもビタミンサプリを摂取するときには注意が必要です!
マルチビタミンのサプリには確かにビタミンCはじめ多くの要素が含まれています。そしてその成分は基本的には体にとって重要なものばかりです。
ただ喫煙している人はβカロテンが多く含まれるサプリだけは摂取しないように注意してください。フィンランドの研究では喫煙者がβカロテンのサプリを多量に摂った場合、肺がんの危険性が高まることがわかっています。
なるべく食事からビタミンは補うようにして、禁煙しましょう。喫煙をどうしても続けたい方はβカロテンの少ないサプリを選んで購入してください。
繰り返しますが、タバコは命を縮める可能性があります。アルツハイマーの予防には禁煙が一番です。
もし止めれない人は禁煙のためのサプリや薬もあるので試してはみてはいかがでしょうか?