運動がアルツハイマー予防に最も効果的な方法という事はご存知だと思います。せっかく予防のために運動をやる気になっても、ただ何も考えずにやるだけでは効果は出ません。しかも適当にやっていると認知症を予防するどころか怪我をしてしまう可能性も。運動でアルツハイマーを予防をしたいなら、まずはちょっと注意してからやってみませんか?
ではどんな点に注意が必要なのか早速解説します。
運動する前に注意しておくべき事
運動する前にちょっとだけ気をつけることがあります。子供の時に比べると普通の人は仕事もあり、確実に運動量は落ちています。そのためいくつかの点に注意してから始めましょう。
運動前に気をつける3つの注意点
①運動を行う前に体調をチェックし、どの程度まで運動してもいいかを判断する
まずは運動前に自分の体の状態を確認することが必要です。体温、脈、血圧の値をしっかり確認してから運動しないと心筋梗塞などの恐ろしい病気になる可能性があります。体調が悪いのに運動をしても風邪などを引いてしまい、しばらく体調が悪くなって寝込んでしまうということもありえます。そうなると全くアルツハイマー病の予防の意味がないので、まずは自分がどんな体調なのかをしっかり把握し、どの程度までできるかを評価しましょう。実際予防で行う運動は軽く汗がでて、心地よいと思えるくらいが一番効果があります。まずは自分でその程度を知ることが大事です。
②運動をしてもいい状態かどうかをかかりつけ医に相談する
40歳を超えると生活習慣病にかかる率が急激に上がっていきます。運動は生活習慣病の予防には欠かせませんが、ただその状態がひどい場合には運動が逆に悪いことを起こしてしまいます。以下の点に当てはまる人は運動をまずは控え、かかりつけ医と相談してから開始しましょう。
・血圧が高い人(収縮期血圧180mmHg、拡張期90mmHg以上の場合)
・狭心症、不整脈などの重大な循環器疾患を持つ人
・慢性呼吸器疾患がある人(喘息、肺気腫など)
・重症の肝臓疾患がある人
・慢性の膝痛、腰痛、股関節痛がある人
・透析を受けている人
・その他特別な運動を制限する疾患がある人
このような病気の方は運動することも大事ですが、まずは病気のコントロールが必要です。かかりつけ医に相談してから運動強度を決めてから運動してください。
③自分が楽しいと思える運動をみつけて継続すること
アルツハイマー病を予防するのに運動を始めても自分が楽しくないと長続きしません。あなたも経験あると思いますが、いやいややってても効果は上がりません。私でいうといやいややった勉強は全く身に入りませんでした(笑)。まずは自分が楽しく継続できる運動をみつけて、実践しましょう。そうすることで長く継続できて、予防にも効果的になります。
運動はアルツハイマー病を予防するだけでなく、これからの中年以降の世代の全身的な老化防止効果があることは間違いありません。
効果的にやる前にちょっとしたことに注意すれば、確実に効果が出るのでは?では実際どんな運動が効果的なのでしょうか?