脳トレがアルツハイマーなどの認知症の予防に一定の効果が出ていることをご存知でしょうか?
日本でもDSなどの脳トレゲームが流行った時期がありましたが、最近はちょっとさびれてきたような印象が。
ただ海外の研究で再び脳トレが注目されています。どれくらいの効果があるのでしょうか?そして脳トレと食事の意外な関係とは?
アルツハイマーの予防に脳トレが!今注目の予防法
アルツハイマーの予防には運動や食事が効果があるとされ、様々な研究がされてきています。運動であればウォーキングだったり、食事だったら地中海食などいろいろな方法が試されています。
でも海外では運動や食事だけでなく、パソコンやビデオゲームを使った脳トレに今着目され、様々な研究が行われています。
脳トレは一般的には記憶の改善、注意力のアップなどには期待できるとされていましたが、前頭葉の機能の一種である遂行機能(思考や行動を整理する機能)は改善しないと言われていました。
スペインで行われた研究では脳トレを長期間行うことでの認知機能への効果が調査されています。 脳トレゲーム最大手のLumosityの脳トレを利用して研究が行われました。
脳トレを受けている最中は回数を重ねるごとに試験の成績は上がっていき、受けていない人よりも認知機能が向上していました。
そしてさらに今まで難しいとされていた行動や思考の整理も改善することがわかり、脳トレで認知機能が改善することが分かったのです。
その後トレーニングが終了してから3ヶ月後に再度検査を行ったところ一部分では認知機能は維持されていました。ただトレーニングを受けていても視空間などの記憶に関する試験ではその点数が低下していたそうです。
つまり脳トレ自体が高齢者の認知機能を上昇させる可能性はあるのですが、継続して行わないと効果がないことがわかりました。
さらに週3日程度の頻度でやるのではなく、期間集中で脳トレを行うことが効果があがり、少人数のグループでの脳トレが最も効果的であるとのことです。
脳トレを小グループで行いながら、集中トレーニングを継続して行うことが認知機能を高めてくれる可能性があるのです。
予防するには食事も脳トレも継続が力に!
以前までは脳トレだけではある一部分の機能だけが一時的に向上するだけで、全般的な認知機能は改善しないと考えられていました。
ただこの結果を見ると脳トレを継続することで一定の認知機能向上の可能性が示されたことは私たちにとっては喜ばしいことです。
これからは脳トレを継続すれば認知機能を維持できる可能性があるのです。
同様に食事も実は一緒です。
時々アルツハイマーの予防に効果がある食材をとっても効果はありません。日々の食生活の中で継続して食べることが重要です。
途中で諦めず継続するがアルツハイマーの予防につながります。
食事も脳トレも継続すること、これが一番大事なのです。
あなたも脳トレ、食事改善を考えるならしっかりとその習慣を身につけて継続できるようにしていきましょう。