アルツハイマー予防には運動が一番ですが、今はやっぱりコグニサイズがオススメ。昨年NHKで取り上げられて、現在は全国でアルツハイマー病や認知症予防運動として広がっています。そんな予防に有効なコグニサイズをあなたはご存知ですか?今回はそのコグニサイズの基本や方法について解説します。
アルツハイマー予防の運動 コグニサイズとは?
運動経験があまりない人は、運動に対して「めんどくさい」「疲れる」「体を動かすのは嫌い」などあまりいいイメージがないのではないでしょうか。でも一度かかってしまうと治ることがない認知症やアルツハイマー病ですが、運動をするだけで予防できるのならとてもラッキーだし是非やってみようと思いませんか?
運動は海馬の神経細胞を新生させ、脳を守ってくれる栄養素まで増やしてくれる優れた予防方法です。その中でも今はコグニサイズに注目が集まっています。コグニサイズと聞くとすごいことを想像したかもしれませんが、実は本当に単純な運動なんです。簡単に説明すると何かをしながら運動をするだけなんです。例えば計算をしながらウォーキング、しりとりをしながらステップ運動と頭でのいろいろな活動に体の運動を組み合わせたものをいいます。そもそもコグニサイズは、国立長寿医療研究センターで開発された認知症やアルツハイマーを予防するための取り組みです。実は英語のcognition (認知・認識) という言葉とexercise (運動)という言葉 を組み合わせてcognicise(コグニサイズ)と呼ぶようになったそうです。コグニサイズの場合基本的には運動はどのようなものでもかまいません。ただし軽く息が上がるくらいの運動で、脈拍が上昇するものを選ぶ必要があります。また言語的な課題に関しても簡単なものよりは、ちょっと間違えるくらいの問題が適切とされています。
実際のコグニサイズはどんなもの?
運動しながら脳を刺戟すればいいので本当に色々な組み合わせでできます。
例えば
・上下にステップ運動をしながら引き算をする
・前後にステップを踏みながら奇数回に拍手をする
・しりとりしながらステップ運動をする
また家庭内でも例えば通勤で歩きながら引き算をしたり、家事をしながら足元で踵上げをしながら足し算をしたり本当にどこでも簡単できる運動です。
昨年NHKで放送された認知症予防の番組でコグニサイズが紹介されているので参考にしてみてください。
今回紹介したコグニサイズはどこでも簡単にできるアルツハイマーの予防運動です。ちょっとした意識の違いで普段の生活動作が認知症予防につながる運動になります。皆さんも自宅や会社で気軽に試してみてはいいかがでしょうか・・・・?