アルツハイマー予防にはサプリ!家族の認知症予防に

アルツハイマーの予防にはサプリが今熱い。サプリメントで予防を考えているあなたをサポートするサイトです。サプリと一緒に取り入れたい運動やコグニサイズや拮抗運動、さらに大事な食事なども紹介。イクセロンパッチ、リバスタッチとグレリンの関係、若年性アルツハイマー、スピードトレーニングについても解説。

アルツハイマー予防に運動が効く|良い運動プログラムとは?

アルツハイマーの原因の一つとして、「運動不足」が一番の原因であるといろいろな研究で報告されています。だったら運動すれば予防できるのでは?といろいろな研究者が考え、様々な運動プログラムが試されるようになってきました。

そのおかげで運動によるアルツハイマーの予防効果が科学的にも証明されきており、様々な運動プログラムが推奨されています。どんなものがいいのか知りたいですよね?

さっそく運動の作用、効果、そしてどんなプログラムがいいのか解説します。

 

 

アルツハイマーの予防に運動が効く理由

f:id:brainexpert122:20160603110937j:plain

アルツハイマーの予防に運動が勧められているには理由があります。まずはアメリカのAbottらの研究ではホノルル在住の健康な日系人男性高齢者を対象に、1日の歩行距離とアルツハイマー病との発症を調査しています。その中で1日2マイル(3.2km)以上歩く人たちに比べるとそれ以下の人達はアルツハイマー病にかかるリスクが2.2倍になっていることがわかったのです。そしてフィンランドのRovioらの研究では、約1500名程度の中年期以降からの運動習慣がアルツハイマー病へどのように効果があるのか調査しています。その中で、少し汗をかく程度の運動を20分以上行うことだけで、その後のアルツハイマー病の発病リスクを1/3まで減らすことができたと報告しています。他にも運動にまつわる研究は数多くされており、ほとんどが運動による予防の効果を指摘しています。

ではなぜ運動がアルツハイマーを予防することができるのでしょうか?

以前までは脳神経細胞には寿命があり、他の体の細胞と違って入れ替わることができないと考えられていました。そのため一度ダメになるともう戻らないという考えが一般的だったのです。ただここ最近の研究でアルツハイマーの時に破壊されてしまう「海馬」という記憶を司る部位では、神経細胞が少しずつではありますが新しく生まれて変わっていることが分かったのです。

しかも運動が海馬の神経細胞の再生に深く関与していることもわかったのです。実は運動することで脳神経細胞の栄養である脳由来神経栄養因子(BDNF)が増加します。このBDNFは脳神経細胞の再生を助ける役割があり、脳神経細胞の新生を補助してくれます。さらにナプス間のつながりを整えたり、血管をメンテナンスしてくれるホルモンも増やす作用があり、これらが総合的に作用して認知機能を向上させてくれます。

また人間の脳はストレスには弱い仕組みなっています。個人差はありますが、ストレスがいろいろな体のホルモンを増大させ、脳神経細胞の死を早めてしまいます。運動には直接神経細胞へのダメージを防ぐ効果はありませんが、ストレスを軽減する作用があり、間接的に脳神経細胞を守ってくれる効果もあるのです。

このように運動は脳内に作用して、神経細胞を再生、新生を補助する役割として働いてくれるためアルツハイマーの予防につながるのです。

アルツハイマーを予防するにはどんな運動プログラムがいいの?

f:id:brainexpert122:20160603113540j:plain

運動といっても本当に色々な運動があり、そこには様々な運動プログラムもあります。例えばサッカーという運動があり、シュートやドリブル、パスなど色々な方法を組み合わせた運動プログラムあります。実際どんな運動がアルツハイマー病の予防に効果的なのでしょうか?

それは・・・・・・一番簡単なのはウォーキングです。

今、「なんだ、たったそれだけ?」と心の中で思いませんでしたか?

でも本当にウォーキングが一番効果がいいんです。まず簡単にできて、どこでもできる有酸素運動だからです。実は有酸素運動とういうことが大事でこれが脳神経細胞を補助するBDNFというホルモンを増加させてくれます。簡単にできる有酸素運動には他にはステップ運動、水泳、ジョギングなどもありますが、やはり手っ取り早くできるのはウォーキングであり、最も良い運動プログラムになります。

あと有酸素運動だけでなく、適度な無酸素運動も脳内に刺激を与えてくれ、アルツハイマーの予防につながります。有酸素運動に比べると激しい運動になってしまいますが、適度な筋トレ、短距離走は効果的といわれています。こういった運動を組み合わせたプログラムを実行することで中年期の運動不足を解消することができ、予防につながります。

どこでも簡単にできることを考えて、ウォーキングを一番にあげましたが、もともとスポーツをする習慣があれば、そのスポーツ自体が予防する良い運動習慣になります。

そして運動に関しては後一番大事なのは継続することです。急に思いったていきなり運動を始めても体に負担がかかってしまい、それこそ怪我の元です。あせらずゆっくりと継続できることが大事です。あなたにとって継続できる運動を選びましょう。

運動がアルツハイマーの予防に大きく関わっていることは理解頂けたと思います。次回から具体的にどんな運動がいいのか、どんな運動プログラムで行うのがいいのかわかるように解説します。

アルツハイマーを予防するための「運動」ですが何がいいのでしょうか?